産廃豆知識

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<第23回 改正フロン排出抑制法>

2020.01.05

フロンとは、水素(H)・炭素(C)・フッ素(F)で構成される化学物質です。

冷却剤として開発されたもので、紫外線によって光分解されやすく地球を紫外線から守るオゾン層のオゾン(O3)を分解してしまう働きがあったのです。

オゾン層が破壊されれば紫外線が直接地球に降り注ぐので、浴びている人間は皮膚がんになりやすくなります。
また、フロンは地球に熱を溜め込んでしまうという性質を持っているので温暖化の原因にもなる物質で、二酸化炭素の数十倍~10,000倍以上とも言われています。

地球温暖化を防止するためにオゾン層を守らなければなりません。 オゾン層を守るためには業務用の冷凍・冷蔵機器やビルの空調機器からオゾン層破壊の原因となるフロン類を適切に回収することが必要なのです。

2018年経産省・環境省が調査した結果、フロン未回収分(6割強)のうち 半分強(3割強)は、機器廃棄時にフロン回収作業が行われなかったことがわかり、特に建物解体に伴う機器廃棄においてフロン回収作業が行われなかった場合が多いことがわかりました。

それに伴い2020年4月1日から法改正が行われます。 解体工事において店舗用エアコン、業務用冷凍冷蔵庫等が有る場合は、回収業者が適正にフロンガス回収して処分をした証明書をもとに、発注者に説明する必要があります。また回収業者からの引取証明書の写しは、3年間保存する必要になりました。


高野グループは環境に優しい会社を目指し、この法令を遵守し会社を成長して参りたいと思います。

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