廃棄物処理法では、産業廃棄物は搬出事業者が自ら処理するのが原則となります。それができない場合、行政に許可された産業廃棄物処理業者に委託し、適正に処理をする必要があります。不適切な処理、例えば産業廃棄物を勝手に捨てた場合、これはいわゆる不法投棄と呼ばれる行為ですが5年以下の懲役または1000万円以下（法人の場合には3億円以下）の罰金となるなど、大変厳しい罰則が設けられています。この罰則を受けるのは、廃棄物を出した人になります。処理を業者に委託した先で不法投棄が行われた場合、当然処理業者は罰則を受けますが、廃棄物を委託した人も責任を問われますので、最後までしっかりと確認を行うことが肝心です。